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Vol.77 転職理由、こう切られる!

 自分では納得している転職理由。しかし面接で告げた途端、意外な反応。そして冷たくバッサリ、なんて事は無いだろうか?

 予想とは違う受け止められ方をしてしまった、そんな転職理由にまつわる、危ないエピソードをご紹介しよう。

■応募先を褒めちぎったら・・・

「マイナスイメージにならないようにと気をつけ、『より良い職場環境に移りたい』事をアピール。『御社は社員教育期間もあり・・・』と褒めかけると、『あ、これ今年はやってない』。『仕事の上での自由度が高く・・・』と言うと、『みんな好き勝手やってるから、そろそろテコ入れしないといけないなぁ・・・。君ならどうしたらいいと思う?』と切り返された。頭はすっかり褒めモードになっていたので、改善提案なんかナシ。しどろもどろで THE END」(開発/Gさん)

 「あなた色に染まります」というだけでは、面接アピールにはちと、弱い。まして応募先企業を理想化し持ち上げるのは要注意。『コイツ、表面しか見ていないな』と受け止められる可能性大だからだ。どこの企業にも欠点はあり、それは社内の人間が一番良く知っているからだ。

 相手企業の弱点を指摘しろ、とまでは言わないが、自分が入社することでどこを補い、どう貢献できるかを提案できる方が、ずっといいアピールになる。

■通勤時間が長過ぎて・・・

「今の職場まで電車で往復3時間。『さすがに疲労がたまって~』と言ったら、面接担当が苦い顔に。『遠方の転勤は無いけど、所属によっては別の営業所に行ってもらうかもしれない。そうすると通勤時間がネックになるよねえ・・・』。通勤時間は応募理由の一つだったけど、仕事の面白さには替えられない。最優先事項では無いとフォローしたけど、担当者の中で俺は終わったみたいだった」(メーカー/Mさん)

 全国規模の転勤は無いとする企業でも、関東・関西などのエリア内で勤務拠点が変わる事もある。また企業によっては、近場の客先に出向したり、長い移動時間が予想される業務などもある。「通勤時間が長い」を理由にすると、融通がきかないととられる事も。

 もちろん、勤務先が一カ所と確定しているのなら話は別だ。そのためにも事前の情報収集はしっかりと。

■田舎はもうイヤ!

「転勤になって数ヶ月。田舎ということもあって、職場のコミュニケーションが濃密。上司の誘いは断ってはいけないとかで、ほぼ毎日飲みに誘われる。それでも飲み足りないと、うちの家に一升瓶下げてやってくる。これには家族もロコツに嫌な顔。すると上司に業務上の失態のごとく叱責されてしまう。公私混同も甚だしい。転勤願いを出そうとしたが『5年はここにいてもらわないと困る』と取り次いでもらえなかった。そして転職活動に。最初は「合わない土地に転勤になって」と言ったが印象が悪かったらしい。これに懲りて、最後の5年縛りの件だけ、そのまま転職理由として告げるようにした。『この土地では営業スタイルが確立されており、身につけたい方向と違う。この状況で5年の束縛はとても大きい』と言ったところ、すんなり理解してくれた」(販売/Sさん)

 自身のキャリアパスを描く上で、『最低×年は○○勤務』などの時間的拘束は大きな影響を及ぼすし、愛着のある土地や、別の地でしたい仕事があるというのは素直な転職理由になる。ただ、単なるご当地批判にならないよう、そこだけは気をつけて

必勝のための心得

一、応募先を褒めすぎない。お世辞に聞こえるし、改革や貢献の意思が薄く見える。
一、勤務時間は地味な要素だが、毎日の事なので積もり積もった不満になりがち。おろそかにするな。
一、『最低×年勤務』などの時間的拘束は、明確なキャリアパスを描く事で、説得力のある転職理由に。


必勝の一冊!
面接力面接力

作者:梅森 浩一
出版社/メーカー:文藝春秋
価格: ¥ 714(税込)

面接担当者と話す上で、何が必要か。テクニック本ではなく、心構えのヒントになる一冊。

Office Y2 山本ちず

仕事
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2007-06-05 11:07  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
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