Vol.70 面接でウケたエピソード
面接は寄席やお笑いライブではない、とはいうもののやはり会話は弾んだ方がいい。
そこで今回は面接で担当者にウケた、食いつきがすごかったなどのエピソードを拾ってみよう。
「数年前、新人研修の講師に選ばれた時の話をした。元々人前での説明が苦手なので、その時は少し前に朝礼で営業の社員が話してバカウケしていたネタを拝借することにした。まずは軽く笑いを取ろうと話し始めたところ、新人たちに落ち着きが無い。何かヘンな話をしているのかとこっちはドキドキ。しかもオチに至る前にそこかしこで笑いが漏れ出した。でもウケているという訳ではなさそう。実は、自分の直前に講師を務めた社員が、まったく同じネタを話の枕に使っていたことが発覚。以来、オリジナリティには人一倍敏感だと締めくくった」(コンサルティング/Hさん)
話しとしても興味深いが、自分の不得意部分とそれを補おうと工夫した点なども、あわせてアピールできているところが面白い。
「複雑な人間関係で揉まれたとアピールしたら、具体例を求められて出した話です。当時私の上司のマネージャーが部下の女の子と不倫していました。しかも奥さんも同じ社内にいて、他部署のマネージャー。奥さんが何かの拍子でうちの部署にやってきた時など、緊張感はハンパではありませんでした。奥さんも彼女も性格がキツいことで有名で、喧嘩にでもなると仕事どころではありません。しかも彼女の方も奥さんに張り合おうとするのでこっちにも注意が必要で。イベントなどでこの3人が一堂に会さないよう、シフトや役割などを細かく設定し、ニアミスすら無いよう本当に頭を使いました」(メーカー/Sさん)
面接担当によっては反応が分かれるネタだが、人間関係に気を使うスキルは養われたと思われる。ただ、この手の話題は野次馬根性がちょっとでも見えると、たちまちイヤミになるので要注意。
「人間関係の幅広さを語ろうとして、ついうっかり『男性女性問わず友人が多いせいか、合コンのセッティングを頼まれる事が多く……』とコメント。その瞬間、面接官の目の色が変わった。言いすぎたかな? と思っていたら『それは……、ぜひお願いしたいですね』『女性は何人ぐらい呼べそうですか?』などと食いついてきた。その後も面接官同士、目と目で会話しあったりしてまんざら冗談でもなさそう。この職場は男性の独身率がシャレにならない状況だと後で分かった」(開発/Gさん)
最後は少々“ご愛嬌”のエピソード。その企業で一番必要としている要素に触れた時、担当者の食いつきがいいというのは変わらない事実だ。
ただ、この後Gさんは内定が出たものの、仕事以外の事で必要とされていたと感じて辞退している。
一、面接官を引き込むには、イタくない程度の失敗談も効果的
一、共通の危機感があれば食いつきも良し
一、話にはオチ(どう対処したか)があること
作者: 野口 吉昭
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by 過去最高記録更新中!何もしないでなぜ儲かる!?秘密の方法を限定公開中。今すぐクリック! (2010-04-24 10:37)