Vol.93 転職 危険CAを見分けろ!
先週に引き続き人材バンクの利用注意点。転職人口が膨らみ、テレビで人材バンクのCMなども流れるようになった昨今、マーケット拡大についていけない、急場しのぎのアドバイザー/コンサルタントも紛れ込んでいる。こんなCA(キャリアアドバイザー)、バンクは要注意という要素をご紹介しよう。
「某人材バンクで当たった、ちょっと気取った印象のCA。初回は書類を受け取って終わり。それっきりこちらからメールしても音沙汰なくて、年配だからメールが不得意なのかと思ったが、履歴書を預けているのでそのままにするのも気持ち悪く、半年ほどしてこちらから連絡をとった(今度は電話で)。すると『頂いた書類に不備があって進められない』と今頃になって言う。書類だけ受け取ってあとは放置だったのかと腹が立った」(Oさん/27歳)
応募者の希望にマッチし、紹介できる案件があれば割と早く提示してくれるものだ。
すぐに返事が無く、しばらく待たされる時は、基本的に紹介できる仕事が無いとみていい。
問題はその場合の対応だ。その事を説明するメールなり電話なりのフォローが無い。こちらからの問いかけに返事が無かったり、とんでもなく遅い。こんな企業は返すべき言葉が無く、返事を後回しにしている可能性がある。そして待っても、応募者の希望に沿えない場合が多いのだ。
「熟年の男性CAが担当になった時は、最初から最後まで説教だらけで参った。たしかにこっちは転職初心者だが、最近の若いのは恵まれてるだのいいたい放題で、『紹介してもらえるだけありがく思え』の上から目線アリアリ。出された案件を断るとあからさまに不機嫌。会うと嫌な気分になるばかりだったので登録削除して縁を切った。最後に届いたメールまで名前を間違えられていて、心底脱力した」(Yさん/25歳)
人材紹介系の企業を有効活用できるかどうかは、CA次第といってもいいだろう。
あまりに対応が悪い、レスポンスが遅い、人間的に合わないなど、ストレスを抱えていては満足できる転職に繋がるとは思えない。
こうした企業の多くは担当の変更が出来る場合が多い。言いにくいと我慢するより勇気を出す方がいい結果に繋がるはずだ。
「紹介してきた仕事に必要な技術が、聞くたびに二転三転する。『自分には経験が無い事はできないから、もっと具体的に教えてくれ』と質問すると『えーと、あの・・・Sさんなら大丈夫だと思います』と、しどろもどろ。これじゃらちがあかない、募集のデータを文書で見せてくれと聞くと『守秘義務があるのでここでは言えません。先方との面接で』と言う。そんな会社怖くて面接できないと突っぱねた」(Sさん/32歳)
人材紹介系の企業の最大のアピールポイントが、市場に公開されていない求人案件を持っている、という点だ。しかし肝心の応募者にまで秘密が多いというのは明らかに危険だ。
CA自身もその会社、募集案件について知識が無い場合。また募集事態がかなり怪しい(おとり募集や流動的な募集データなど)場合が考えられる。
不審に思ったところや、自分が想像で補ってしまう部分は、とにかくその場でCAに質問する事。明確な答えが帰ってこなかったり、納得できなかったら要注意案件だろう。
一、こまめにメールをくれる担当者・企業を選べ
一、CAには質問しまくれ!
一、合わない担当者は変更も
さて、90回以上に渡っておつきあいいただいた当ブログ、実はここで一旦最終回。長らくのおつきあいありがとうございました。
転職者の5人に1人は、転職後の企業・待遇などにまた不満を抱く、と言われています。転職はゴールでも終わりでもありません。まだまだ続く自分磨きの通過点です。
みなさんが充実のお仕事人生を遅れるよう、祈っております!
作者: 北尾 トロ
出版社/メーカー: 新潮社
価格: ¥500(税込)
お世辞にも「真っ当」とは言えない仕事を紹介するルポルタージュ。新聞の拡張員などは、著者自ら体験して書き起こし。世間を知る意味で楽しく読めます。
共通テーマ:仕事
最終回なんですか!?
お疲れ様でした、現転職活動中の身としてはとても参考になった素敵なブログでしたが・・・また再開される日を待ち望んでおります!
ありがとうございました。
by はみでんと (2007-09-25 16:48)
はみでんと様
コメントありがとうございます。
転職活動は孤独な戦いですが、
このブログが何かのお役に立てれば、と思って続けて参りました。
そういっていただけて本当にうれしいです。
また何かの形でお会いできればいいですね。
ありがとうございました。
by 山本ちず (2007-10-01 16:00)
賢明な頭に近い口になります。
by Cheap Coach Shoes (2011-01-10 17:33)